マスターズで松山選手が優勝を決めたパッティングの後、グリーン上でお辞儀を行ったキャディさんが世界中で話題になってます。
松山さんのキャディである早藤さんは、松山選手と中学から大学にかけてずっと先輩後輩の間柄だったとのこと。
早藤さんは2学年下の後輩で同年代、いわゆる「同じ釜のめしを食べた仲」というやつですね。
少年時代から培ってきたお二人の関係性が、今回の優勝にプラスの効果になったことは間違いないでしょう。
今回は、お二人の土台を作り上げた出身校:明徳義塾高校について深堀ってみたいと思います。
目次
早藤キャディと松山選手が通った明徳義塾とは
高知県須崎市と土佐市に二つのキャンパスを持つ中高一貫の学校です。早藤さんたちが通っていたのは、須崎市にある本校「堂の浦キャンパス」となります。
学校の教育の基盤として、学校教育+クラブ活動+寮教育で成長させていくという考えがあります。明徳義塾は、人間教育においてクラブ活動や日常生活にも重きを置いているのですね。
部活動は、最高の施設と一流の指導者のもとで
広大な敷地に各競合部活動の施設が整備されています。部活動を一生懸命にやりたいなら憧れる環境です。
- コンビニもない山奥にある学校だから部活動に集中したいなら魅力的。
- スポーツ推薦の生徒が多く、特に野球とゴルフの設備はずば抜けていた。
- 規則が厳しい寮生活で一生の仲間を作ることができた。
全国からスポーツ推薦で来る生徒が多く、ほとんどの生徒が寮生のようです。早藤さんと松山選手も厳しい寮生活で絆を作ることができたのでしょうね。
明徳義塾高校出身の主なアスリート
ゴルフ
横峰さくら選手、松山英樹選手
野球
森岡良介選手、伊藤光選手
サッカー
三都主アレサンドロ選手
相撲
朝青龍、琴奨菊、栃煌山、朝赤龍、東龍、徳勝龍、千代翔馬、志摩の海
こうして見ると、すごい方々が卒業生ですね。プロで活躍しているだけでなく、その各競技の中でもトップクラスの選手。明徳義塾が、日本のトップアスリートを育てる学校だということがわかります。
明徳は、全生徒がスポーツや文化活動に参加する
明徳義塾は、生徒全員がなんらかのクラブ活動をしなくてはいけない「全員クラブ制度」という制度があります。クラブ活動を教育の一環と捉えている証拠ですね。
ちなみに文化系のクラブで、「学習部」という大学受験に特化した部活では東京大学や京都大学、早稲田大学や慶応義塾大学といった有名私立大学、その他医学部にも多数合格者を輩出しています。
明徳義塾が決してスポーツだけではなく、文武両道な学校であるということもわかります。
グリーン上でのお辞儀の理由は、明徳義塾の教育にあった
明徳では、「スポーツを通して道を学ぶ」という精神のもと、全ての練習設備を「道場」と名付けています。
勝つことだけを唯一の目標とせず人間性を磨くことを目標としています。
(明徳義塾公式HPから)
「スポーツを通して道を学ぶ」というのは、まさに武道の精神です。
「礼に始まり礼で終わる」
今回のマスターズをご自身の礼で締めたのでしょう。
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早藤キャディは、ご自身のインスタにおいてファンやチームスタッフ、大会関係者、その他の近しい方への感謝の気持ちを表明されています。
感謝の気持ちとこの明徳義塾の精神で、マスターズのグリーンやコースにお辞儀されたのでしょうか。
明徳義塾の精神が土台にあるならグリーン上で頭を下げることは自然な振る舞いのように感じますね。
【まとめ】早藤キャディと松山英樹の出身校「明徳義塾」とお辞儀の理由
いかがだったでしょうか?今回は、松山英樹プロと早藤キャディの母校である明徳義塾高校について取り上げてみました。
話題になっている早藤キャディがグリーン上で行ったお辞儀は、明徳義塾の教育で培われたものであったことが予想できます。
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