東京オリンピックの1都3県にある34会場での無観客開催が決定しました。
この無観客試合の出場を拒否するカタチで、男子テニス・オーストラリア代表のキリオス選手が不参加を表明しました。
キリオス選手の主張としては、
「満員の観客やゲストのもとでやりたい。今行われようとしているのは、自分にとってオリンピックではない。もし1度だけ出場するなら、こんな制限のあるオリンピックは自分が思い出したいオリンピックでもない。」
とのこと。
無観客試合の決定を受けて、今後出場拒否を表明する選手が増えてくるかもしれません。
そこでこのサイトでは、東京オリンピックで無観客開催が決定となった1都3県34会場に出場予定だった代表選手のうち、無観客になったことによって不参加を表明した選手、または不参加になりそうな選手をピックアップしていきます。
当然、オリンピックは安全な環境でたくさんの観客の下で開催されるのが一番望ましいです。そして、参加・不参加を決定するのは選手本人の自由です。
そのサイトでは、不参加を表明した選手を非難するものではなく、それぞれの選手の主張と考えを尊重しています。
目次
無観客開催の東京オリンピック|出場拒否する理由【拒否増加の可能性も】
無観客開催で出場辞退する理由は、各選手のオリンピックに対する考え方が影響しています。
また、競技団体の状況やその選手のレベルにも関係します。
テニスやゴルフなどオリンピック以外にも活躍の場所がある競技の選手。とくにプロ選手は、オリンピック不参加を考えることが多い傾向にあります。
オリンピックは、スポーツ選手にとって母国の代表として出場するもので、当然誇りに感じる大会です。
ですが、競技と生活が直結しているプロのプレーヤーにとって、観客がいない五輪出場は意味が薄いのでしょう。
オリンピック選手ともなれば、スポーツ選手として超一流です。一流選手は、たくさんの観客からの歓声を受けて競技をするというのが当然なのです。
それが叶わないオリンピック出場に意味を感じなかったのでしょう。
無観客試合の決定で参加拒否を表明する選手(競技)とは
プロのトッププレーヤーにとってオリンピック出場は、収益面に関係はありません。スポーツの祭典への出場という意味合いが強いです。
出場するのは、母国への愛国心と観ている人に感動を与えるというスポーツの醍醐味という意味合いが強いです。
例外としては、サッカーやバスケットボールなどチームスポーツの場合、選手によっては五輪をキャリアアップのためのアピールの場と位置付けている場合もあります。
無観客試合はプロ選手の参加意義を半減させる
前述のように、プロのトッププレーヤーがオリンピックに参加する意義は、収益面ではありません。
母国への愛国心から誇りを持って競技し、観客に感動を与え、その感動を歓声という形で実感したい。
ただ、純粋にスポーツを通して人々に感動を与えたいのです。そしてそれを受け取りたい。
それを実感できない無観客試合は、プロのトッププレーヤーとしては意味がないのでしょう。
無観客試合が決定した東京オリンピックでの競技一覧
競技会場が【東京都】の五輪種目
水泳/アーチェリー/陸上/バドミントン/バスケットボール/ボクシング/カヌー(スラローム・スプリント)/自転車(BMXフリーススタイル、BMXレーシング)/スケートボード/空手/柔道/ホッケー/ハンドボール/体操/サッカー/馬術/バスケットボール/卓球/スポーツクライミング/射撃/ラグビー/ボード/近代五種/レスリング/ウェイトリフティング/バレーボール/テニス
競技会場が【神奈川】の五輪種目
野球/ソフトボール/セーリング
競技会場が【埼玉】の五輪種目
ゴルフ
競技会場が【千葉】の五輪種目
フェンシング/サー
※北海道で開催されるサッカーについても今後動きがありそうです。
無観客試合の決定によって不参加を表明した選手と競技
テニス
男子テニス:オーストラリア代表 ニック・キリオス選手
無観客開催によって不参加になる可能性がある選手と競技
テニス
男子テニス:セルビア代表 ノバク・ジョコビッチ選手
※東京オリンピックの無観客開催を受けて、今後プロ団体がある競技から参加拒否を表明してくる選手が増えてくる可能性はあります。
【まとめ】無観客開催の東京オリンピック|出場拒否する理由【拒否増加の可能性も】
今回、東京オリンピックが無観客開催が決定され一部の選手が不参加(辞退)を表明したり、参加について悩んでいる現状をお伝えしました。
いちスポーツファンとして、トップアスリートの素晴らしい競技を見たいというのが本音です。ですが、選手にとってオリンピックに対する考え方がそれぞれ異なることは仕方のないことです。
今後とくに、無観客開催を受けて不参加を表明しそうなのはプロとして興行が成り立っている競技の選手です。
テニスやゴルフなど。
非常に残念ではありますが、選手それぞれの主張を尊重し、参加している選手の競技力を十分に満喫しましょう。
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