パンチをもらわないディフェンス技術を身につけたいボクシング初心者へ
「強くなるためにスパーリングをしているけど、できるだけパンチもらいたくないな。そもそもパンチをもらわない方法ってあるのかな」
ボクシングにおいて「強くなる=試合に勝つため」には実戦練習は欠かせません。
スパーリング等でどれだけ実戦を積んできたかで成長スピードが変わってきます。
試合に勝つためには、
単純にパンチをもらわずに相手にパンチを当てることです。
ボクシングは、相手からパンチをもらって痛いわけではありません。
単純に試合に負けてしまいます。
ボクシング経験者ならわかる話ですが、実戦でパンチをもらってもボクサーとしてのアドレナリンが出ているからほとんど痛くはありません。
ただ、痛くなくてもパンチをもらうと試合にまけてしまいます。
逆を言えば、パンチをもらわなければ負けることはありません。
ディフェンスが上手ければ試合に勝てる
ディフェンスを鍛えることで勝ちに直結します。
じつは、ほとんどのボクサーは攻撃の練習は皆するけど、ディフェンスの練習はほとんどしません。他のボクサーとの差別化のために、ぜひディフェンス磨きましょう。
- 「攻撃の練習は結構しているけど、ディフェンスの練習ってあんまりしたことないな」
- 「そもそも、ディフェンスってどんな練習をすればいいのだろう」
こういった疑問に答えていきます。
この記事を書いている僕はボクシング競技を15年続け現在は現役高校生を指導しており、いままで数百人の初心者ボクサーを見てきました。
そんな僕が、ボクシング初心者がディフェンス技術を向上させる方法について解説していきます。
目次
ボクシングの防御〜4つのディフェンスについて
ボクシングにおいてディフェンスは、試合に勝つためにとても重要な要素です。
ここでは、ボクシングにおける4つのディフェンス技術について解説します。
- 距離で交わす
- ポジションで避ける
- ブロック・ガードする
- ディフェンスワーク(顔や体の動き)で避ける
簡単で確実性の高いディフェンス方法から解説します。
距離で交わす
距離で交わすという方法は、ボクシングにおいて最も確実で簡単なディフェンスです。
相手が打ってくるときにそれと同時もしくは一瞬前にバックステップで距離を取る方法です。
ボクシングの試合において対戦相手は、ほとんどの場合が同じくらいの体格の選手になります。
相手が1ステップインしてくればこちらも1ステップバックすれば距離は縮まりません
相手のパンチに反応することは少し難しいですが、ステップインに対して反応することは比較的容易です。
結果として、距離を取ることでパンチをもらうことがなくなります。
距離をとると言う方法は、一番、確実で容易なディフェンス方法です。
ポジションでかわす
この方法は、いわゆる立ち位置を変えることで相手の攻撃を交わす方法です。
ボクシング経験者や指導者でも意外と知らないディフェンス方法です。
距離で交わすのと同様にかなり確実性の高い防御方法の一つです。
ポジションでかわすと距離感が変わらないので相手の攻撃を避けた後すぐに攻撃にいけることが最大のメリットです。
ブロック・ガードする
ボクシングにおいて基本ですが、ガードをしっかりと上げる防御方法です。
試合中に相手が狙ってくるのは、あなたの顔面と体幹部分です。
それも前面、もしくは側面のみです。
ほとんどが顔面を狙ってきますので、ディフェンス技術に自信がないボクサーは前もってガードを上げいれば安心です。
初心者の時に「ガードを上げろ!」と指導されるのはこの理由です。
ディフェンスに自信がないのなら、とりあえず単純にガードを上げることを心掛けましょう。
ボディワーク(顔や体の動き)で華麗によける
一番高度な技術が必要なディフェンス技術がボディワーク(顔や体の動き)でよけるという方法です。
ボクシングの世界タイトルマッチや漫画で見る相手のパンチを頭を振ることで交わすディフェンスです。
華麗でかっこ良いので真似したい技術ですが、この方法はかなり難しく危険性も高いディフェンス方法です。
ですが、すれすれで交わすため相手との距離感も変わらず、交わしたあなたの体幹・軸もぶれていないので速攻で攻撃に移ることができます。
また、交わしながら同時に攻撃することも可能です。
このディフェンス技術は、ボクシング初心者には難しいですので身につけるにはかなりの練習が必要です。
まとめ|ボクシングの防御〜4つのディフェンスについて
いかがだったでしょうか?ボクシングの防御方法4つについて解説しました。
実践練習をして見ると、自分が打たれることって意外に多いな。
できるだけ打たれないためにはどうしたら良いのだろう。
と思うことも多いはずです。
今回はボクシングの防御方法として4つを紹介しました。
おおまかな概要をお伝えしたので細かい部分については反復練習で身につけましょう
この記事が、ディフェンスに悩む初心者ボクサーの参考になれたら嬉しいです。
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宜しければ、ぜひご覧ください。